2019年2月13日、MARRIOTT BONVOY 始動!
2018年8月の統合でひとつになったマリオットとSPG。
統合を機に、会員ステータスやポイントプログラムが新しくなり、予約システムも時間をかけて共通化されました。
しかし、
・マリオットリワード
・ザ・リッツ・カールトンリワード
・SPGロイヤリティープログラム
という3つの会員プログラムはすべて存在したまま。
同時に、2019年初めに新しい会員プログラムの名称が発表されると告知されます。
SPGがマリオットに買収された形なので、マリオットリワードに吸収されるのかと思っていましたが、違うのですね。
ザ・リッツ・カールトンリワードはなんかカッコイイので、残しても良かったんじゃないかとも思いますが…。(まぁ、SPG側のラグジュアリーブランドと差別化したらかわいそうではあります)
そして、2019年1月17日。
ついに発表された新名称は…
「Marriott Bonvoy」
もちろん造語ですが、Bon Voyage(フランス語で「よい旅を!」)からきたことは想像に難くありません。
その新名称スタートまであと2日。
心機一転、新しくなったマリオットの会員プログラムで変わること、変わらないこと、まとめました。
Marriott Bonvoyで変わること
まずは、 変わることからおさらいしていきましょう。
ちなみに、マリオットはアメリカ東部標準時(EST)を基準としているので、2月13日午前0時=日本時間午後2時になります。
アプリが変わる
統合後、仕様はほぼ同じになりましたが、これまでは別々にモバイルアプリがありました。
気分によって使い分けたりできたんですよね。
・マリオットリワード
・ザ・リッツ・カールトンリワード
・SPGロイヤリティープログラム
2月13日以降、「Marriott Bonvoy」仕様の新しいアプリがリリースされる予定です。
おそらく中身に大きな変更はないと思われますが、愛着のあるこれらのアイコンがもうすぐ拝めなくなるのは寂しいですね。
ザ・リッツ・カールトンアプリの高級感ただよう外観と、中身の落ち着いた配色が好きでよく使っていたのですが(フォントは嫌いでしたが)、もうすぐ使えなくなると思うと残念でなりません。
カテゴリー8が始まる(3月から)
統合前のカテゴリー数
・マリオット:9
・ザ・リッツ・カールトン:5
・SPG:7
だったのを統合で8つのカテゴリーに編成しなおしましたが、暫定的にこれまでは7つのカテゴリーで運用していました。
おそらく、SPGの予約システムを共通化する際の大人の事情だと思われますが、ついに、カテゴリー8が解禁されます。
カテゴリー8予定のホテルはこれまでカテゴリー7扱いでしたので、無料宿泊に必要なポイント数が変更になります。
60,000ポイント→85,000ポイントへの大幅アップ。
これまでがお得なだけだったのですが、なんとなく損した気分ですね…。
カテゴリー8が始まるのは3月から、それまでの予約は3月以降の宿泊でもカテゴリー7のポイント数と明言されています。
ちなみに日本のホテルでは、以下の5軒が対象になります。
- ザ・リッツ・カールトン東京
- ザ・リッツ・カールトン京都
- ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町
- 翠嵐ラグジュアリーコレクションホテル京都
- セントレジスホテル大阪
迷う前に進め!ですね。
ついでに、閑散期と混雑期で必要ポイント数が変わる「ピーク」「オフピーク」制度も同時に始まりそうです。
上級エリート資格の名称が変わる
統合後、新たに新設されたプラチナプレミアエリートですが、この度、名前が変わります。
2月13日まで
・会員(年0〜9泊)
・シルバーエリート(年10〜24泊)
・ゴールドエリート(年25〜49泊)
・プラチナエリート(年50〜74泊)
・プラチナプレミアエリート(年75〜99泊)
・プラチナプレミアエリートアンバサダー(年100泊以上+ご利用金額20,000米ドル)
2月13日以降
・会員(年0〜9泊)
・シルバーエリート(年10〜24泊)
・ゴールドエリート(年25〜49泊)
・プラチナエリート(年50〜74泊)
・チタンエリート(年75〜99泊)
・アンバサダーエリート(年100泊以上+ご利用金額20,000米ドル)
気になる特典内容ですが、ひとまずこれまでと同じ。
それにしても、世界中のエリート方はどうしてこんなにチタンが好きなのでしょうか。
クレジットカードの素材もチタンにしますよね、謎です。
個人的に、プラチナプレミアエリートは、マリオットリワードとSPGの統合時に、必要宿泊日数の異なる元マリオットプラチナと元SPGプラチナを差別化するための暫定的処置で、後々プラチナエリートだけになるかと思っていましたが、どうやら最上位ステータスとして居残るみたいですね。
今はボーナスポイントが75%付くだけであとはプラチナエリートと同じですが(ちなみにプラチナエリートのボーナスポイントは50%)、今後新たな豪華特典が追加されるのかもしれません。
もしくはプラチナエリートのほうを減らされるか…泣
ちなみにライフタイムエリート資格は、シルバー、ゴールド、プラチナの3つで変更はありません。
他会員にポイントを贈れる
意外な新機能を発見しました。
最低1,000ポイントから。
年間100,000ポイントまで他会員にポイントをプレゼントできるようになります。
ただし、方法は電話のみと手軽ではなさそうですが…。
まぁ新手の振り込め詐欺になっては困るのでそういう措置になるのでしょうか。
それよりもカスタマーセンターの電話の繋がりにくさを先になんとかしてほしいものです。
変わらないこと
ここからは、逆に変わらないことをおさらいしましょう。
会員ステータスの特典
プラチナプレミアエリート→チタンエリート
プラチナプレミアエリートアンバサダー→アンバサダーエリート
と名称変更こそありましたが、特典に変更はありません。
ひとまず安心。
ついでなので、平会員〜チタンエリートまでの特典内容一覧を貼り付けてみました。
SPGアメックス
マリオットに買収されてからというものの、SPGという3文字がどんどん消えていくのが寂しい会員様もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、ひとまずこれは継続です、「SPGアメックス」
獲得ポイント:
・マリオット系列ホテルで100円=6ポイント(常時)
・その他の利用で100円=3ポイント
特典:
・ゴールドエリート会員資格の自動継続
・更新時に無料宿泊1泊(50,000ポイントのホテルまで)
・更新時に宿泊実績5泊分
・マリオット系列ホテルのレストランで15%割引(一部対象外)
といった特典内容はそのまま。
今後、「ピーク」「オフピーク」制度が始まると、無料宿泊は最高カテゴリー7まで泊まれます。
ただ、これもいつまで続くか分からないのが正直なところ。
おそらくMarriott Bonvoyカードも計画中でしょうしね。
万人に良いものは改悪あって改善なしが世の常なので、 現在の特典内容に納得できる方は、早めに作っておくのも手かもしれません。
マリオット初心者の方にはいまいちポイントの価値が分かりづらいと思うので、よかったらこちらの記事も参考にどうぞ。
ちなみに、入会時、
・そのまま発行→10万円利用で30,000ポイントもらえる
・紹介してもらって発行→10万円利用で36,000ポイントもらえる
と差があることも知っておいて損はないと思われます。
準備しておくこと
最後に、2月13日までに準備しておくことをいくつか。
マリオットとSPGを統合しておく
もし、マリオットリワードとSPGロイヤリティープログラムをまだ統合していない方は、必ず統合をしておきましょう。
新プログラム開始時は必ずバグがつきものです。
ポイントをまとめて使いたいのに、時間がかかる、凍結されて動かせないなんてこともあるかもしれないので、お早めに。
カテゴリー8予定のホテルを予約する
もし6万ポイント以上持っているならば、憧れのあのホテルに今のうちに予約をいれましょう。
カテゴリー8は3月からですが、意外とあっという間です。
ポイントは予約後すぐに一旦引き落とされますが、2日前までキャンセル可能(ホテルによって異なるので要確認)でポイントは返ってきます。
最後に
名称変更+修正少しといった感じなので、これによって大きな混乱はないかと思われます。
ただ、マリオットにはゴールド?プラチナ?大混乱事件など数々のバグ前科がありますので、今回もラッキーを享受する人が現れるかもしれませんね(笑)
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